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Channel: 文壇高円寺
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元気です

 一月三十日(土)、ひさしぶりに北品川のKAIDO book&coffeeへ。いつ来ても街道本が充実している。北から南まで地域ごとに本が並んでいるのもいい。この日は雑誌『つくづく』の取材で品川宿の旧街道を歩きながら雑談した。どんな記事になるのか、いつ雑誌が出るのかわからないが、楽しかったからよしとする。 日曜日、西部古書会館。けっこういい本が百円、百五十円で売っている。安すぎて心配になる。...

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運だらけ

 水曜日、神保町。草思社文庫の二月の刊行予定を見ていたら、古山高麗雄著『人生しょせん、運不運』と北村太郎著『センチメンタルジャーニー...

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汽車に乗り遅れて

 金曜日、荻窪の古書ワルツので円地文子、吉行淳之介、小田島雄志『おしゃべり・えっせいⅡ』(朝日新聞社、一九八四年)を買う。『銀座百点』のホストが三人の座談集。シリーズ「Ⅰ」のほうは尾崎一雄や田中小実昌もゲストだった。...

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心理の深所

 昨夜二十三時すぎ、福島と宮城で震度六強の地震。東京は震度四だが、長い揺れだった。積んでいた本が崩れた。 二月というのに暖かい。日中の最高気温の予想は十八度。貼るカイロなしの日が続いている。 日曜日、西部古書会館、ようやく今年の催事の予定表を入手。後藤裕文著『伊勢・志摩路』(有峰書店、一九七三年)、山本偦著『歴史再発見の旅...

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ワインかブドウ酒か

 円地文子、吉行淳之介、小田島雄志著『おしゃべり・えっせい』の「シリーズⅠ」(朝日新聞社、一九八四年)所収の田中小実昌がゲストの「まじめになるとき」を読む。先日、「シリーズⅡ」を古本屋で見つけ、「シリーズⅠ」も読みたくなり、ネットの古書店で注文していたのだ。 何を飲むかという話からはじまって、田中小実昌は「白ワインね。できればドライなヤツを」と注文する。すると——。《円地...

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集団思考

 月曜日、二月というのに日中の最高気温は二十三度。阿佐ケ谷まで散歩し、味噌と野菜を買う。町に出ると半袖の人を何人か見かけた。都内の新型コロナの感染者数も減少傾向か。 埴谷雄高著『薄明のなかの思想...

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休カン日

  金曜日、西荻〜荻窪の古本屋をまわる。街道関係とラジオ関係の資料を買う。荻窪の南口の住宅街のほうも歩いたが、高円寺と比べて町が大きいかんじがした。 月末の仕事で気力がややすり減ったので、藤子不二雄Ⓐ著『Ⓐの人生』(講談社、二〇〇二年)の「休カン日をつくろう」を再読した。《“休カン日”といっても、“休肝日”のことではない。(中略)ぼくのいう休カン日というのは、休感、つまり感覚を休める日のことである》...

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早稲田古本村通信の話

 もう三月。昨年の今ごろはマスクが買えなかったり、トイレットペーパーが売り切れの店が続出したりした。あれから一年。 復刊した「早稲田古本村通信」(メールマガジン)毎号面白い。古書現世の向井透史さんの古本の話、BIGBOXの古本市でセドリしたある署名本を千五百円で古書目録に載せたところ、とんでもない数の注文が……。 失敗をくりかえし、悔しいおもいをしながら仕事を覚える。...

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理屈と感情

 久々にWEB本の雑誌の「街道文学館」を更新。昨年十一月の京都と三重の旅。 この一週間、廣岡大志選手と田口麗斗選手のトレードの件で脳と心を酷使した。チーム事情からすれば、投手の補強のため、野手を出すのはやむをえないと理屈では納得しつつ、感情ではヤクルトのユニフォーム姿の廣岡選手が見れなくなって残念におもう(とはいえ、ヤクルトのユニフォームを着た田口選手を見た途端、応援したくなっている)。...

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政治は妥協

  渡辺京二著『さらば、政治よ 旅の仲間へ』(晶文社)の「Ⅱ...

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どんぐり

 水曜日、神保町。靖国通り沿いの古書店で『永遠の旅人 西脇順三郎 詩・絵画・その周辺』(新潟市美術館、一九八九年)を買う。そこそこ状態がいいのに均一台にあった。書き込みがあるのか——家に帰って調べる。蛍光灯の光が当たると、表紙に筆圧の強い字で手紙か何かを書いたような跡が見えた。おそらく図録を下敷にしたのだろう。これも“痕跡本”か。...

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雑誌の街道特集

 金曜日、西部古書会館。ひさしぶりに午前十時すぎに行く。今回も街道関係の資料が多かった。『旅』一九七六年十一月号。特集は「街道と宿場」。東京と三重県松阪を結ぶフジフェリーの広告があった。フェリーの名前はいせ丸としま丸だ。東京−松阪航路が廃止になったのはわたしが小学四年のときだから一九七九年。一度も乗ったことがない。復活は……むずかしいか。...

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黄色いやづ

 日曜日、仙台。七北田宿を歩いて、仙台文学館に寄る。昨年十一月の京都以来、約四ヶ月ぶりの遠征。一泊二日で宮城、福島、栃木の宿場(奥州街道)を疲れない程度にちょこちょこ歩いた。それでも筋肉痛になる。 福島の街道は、会津方面、いわき方面——行きたい場所がいっぱいある。 出発前に『黄色いやづ...

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羅針盤

 思考の筋道を正確に書こうとすると、話があちこちに飛ぶ。わたしは中村光夫の批評が好きなのだが、読んでいるとけっこう振り回される。書きながら考え、考えながら書く人だからだろう。《人間は元来、群をなして生きる動物です。だから僕らの意識は群のなかで自分の占める地位を、いつも鋭敏に感じるようにできています。...

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前途

  三月、暖かい。桜の開花予想、各地で観測史上最も早い記録が出ている。この冬、貼るカイロを三箱(一箱三十個入り)買ったが、このままいくと一箱分くらい余りそう。すこしずつ衣替え、薄手のシャツなどを洗濯する。 土曜日、東中野に散歩。早稲田通りから小滝橋。小滝橋は上野公園や九段下方面のバスが走っている。地下鉄の東西線とルートは重なっているが、バスは車窓から景色を楽しめる。...

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紙とウェブ

  水曜日、神保町。『歴史と旅』(二〇〇一年四月号)の「開道四〇〇年記念特集...

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日光御成道

  金曜日、高円寺環七沿いのバス停から王子行のバスに乗る。前に乗ったのは二〇一九年二月。二年ぶりか。野方を通り、練馬を通り、氷川台を通り、板橋を通り、十条を通り、王子駅ひとつ手前のバス停で下車した。電車で行くより遠回りだし、時間はかかるが、バス楽しい。 権現坂から飛鳥山公園を桜(満開)を観ながら歩く。公園沿いの本郷通りは日光御成道ですこし歩くと西ヶ原の一里塚がある。...

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春の夜の夢

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街道と城下町

 五十肩は完治したのかどうか。たまに重いドアを左手で開けようとして、嫌な痛みが走り焦る。 日曜日、西部古書会館大均一祭二日目(全品百円)。会場入ってすぐの棚に『文藝春秋 臨時増刊 目で見る日本史 街道と城下町』(一九七三年)があった。気長に探そうとおもっていた雑誌だ。「特別企画 心のふるさと・宿場町...

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バスの話

 月曜日、午前中に目が覚めたので高円寺から赤羽行きのバスに乗り、羽沢(西武有楽町線の新桜台駅のすぐそば)で下車する。それにしてもバスの停留所の名前はわかりにくい。 先月、バスで王子行のバスに乗り、環七を見ていて新桜台駅を通ることを知った。新桜台なら西武池袋線の江古田駅までも徒歩数分だ。...

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