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Channel: 文壇高円寺
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半信半疑

 すこし前まで二十五、六度だった気温が急に下がる(とおもったら、また上がる)。冷えもそうだが、わたしは寒暖差にも弱い。肩凝りがひどい。そろそろコタツ布団を出す季節か。連日、朝昼晩と三回くらい寝ている。一日の半分くらい寝ているかもしれない。年に何回かそういう時期がある。からだが休息を求めているのだろう。従うしかない。 火曜日、仕事ようやく一段落。...

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風呂

 書いては消してをくりかえしているうちに、二日くらいすぎてしまった。  疲労と空腹に弱い。こういう感覚は、他人比べることはむずかしい。わたしは疲れていると苛々して余計に体力を消耗してしまう。もともと短気な性格を体力で抑えているせいかもしれない。そういうときは風呂に入る。疲れていると浴槽にお湯をはることすら面倒くさいのだが、ゆっくり風呂につかってさっぱりすると、心からよかったとおもえる。...

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ちよろちよろだ

 土曜日、西部古書会館。高円寺フェスも開催中。 新高円寺方面まで散歩する。いなげやで百円均一パンを買う。帰りに馬橋稲荷神社に寄る。 そういえば、昨年の九月下旬ごろ、帯状疱疹になっている。どうやらわたしは九月から十月くらいに体調を崩しやすいようだ(秋の花粉症の影響もあるかもしれない)。今年の春は五十肩(完治していない)。季節の変わり目の寒暖差が激しい時期は要注意ということか。...

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戸石泰一

 『フライの雑誌』次号のエッセイの校正――「ペッテリーさん」という人名を「ベッテリーさん」と書いている。半濁点と濁点が見分けられないこと多し。老眼か。 読むのもそうだが、眼鏡をしているとペンで字を書くとき、よく見えない。かれこれ二年くらい遠近両用眼鏡を買うかどうか迷っている。...

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掃除の途中

  気がつけば十一月。部屋を掃除し、コタツ布団出す。押入からコタツ布団を出すと扇風機をしまう。 コタツ布団期が十一月から四月末、扇風機期が五月から十月末――どちらも半年くらいなのだが、扇風機の時期のほうが調子がいい。...

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井伏鱒二展

 毎日睡眠時間がズレる。いつになったら生活のリズムが戻るのか。ライターの仕事の場合、絶不調でさえなければ、どうにかなることも多い(小さなミスは増える)。 土曜日、夕方四時すぎ、西部古書会館。未見の街道資料を何冊か。適当に手にとった随筆もパラパラ見ていたら街道の話が出てくる。 日本の地理も歴史も知らないことばかり——勉強時間が足りない。...

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備忘録

  金曜日、午後、西部古書会館。上坂高生著『有馬頼義と丹羽文雄の周辺 「石の会」と「文学者」』(武蔵野書房、一九九五年)、中川竫梵著『増補 伊勢の文学と歴史の散歩』(古川書店、一九八三年)など。『有馬頼義と丹羽文雄の周辺...

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忍耐

 『有馬賴義と丹羽文雄の周辺』(武蔵野書房)所収の「丹羽文雄と『文学者』の人びと」(談・中村八朗)を読む。中村八朗は『十五日会と「文学者」』(講談社、一九八一年)の著者でもある。 中村八朗は一九一四年長野生まれ。早稲田大学の仏文時代、吉江喬松に文学を学んだ(吉江は井伏鱒二の先生でもあった)。...

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大岡昇平の世界展

  気温が下がり、空気が乾燥し、風が強い。新型コロナにたいし、自分の思考と感情が定まらない。家でひとりで考えていると「たいしたことない」という気分になってしまう。先日、自営業の友人と話をして、「密」と無縁な生活をしている自分は楽観に傾きすぎていたと気づかされる。...

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冬の断想

  十二月か。四日の午後、業務スーパーのち西部古書会館。はじめて見る街道の図録、宿場町の図録が大量に並んでいた。『木下街道展』(市立市川歴史博物館)、『北区の古い道とみちしるべ』(北区教育委員会)、『島田宿と大井川』(島田市教育委員会)など。展覧会の半券を同じ位置にセロテープで貼られている。...

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津田左右吉のこと

  休み休み仕事——いろいろなことが頭におもい浮ぶのだが、まとまらない。 気分転換に『津田左右吉全集』(岩波書店)の二十七巻をパラパラ読む。大正十四年四月から昭和二年十二月までの鈴木拾五郎夫妻宛てに送った「日信」の巻。鈴木夫妻は若い研究者である。編集後記には「鈴木家では、これをほゞ四ヶ月分づつの和装本に綴ぢ」保存していたとある。わたしはこの全集の「日記」と「日信」の巻しか読んでいない。...

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行ける時に

 『フライの雑誌』の最新号「特集 北海道」。もちろん釣りの特集なのだが、北海道の魚の生態、釣り場の特徴など、その道のプロというか筋金入りの趣味人(遊び人)のおもいのこもった文章がつまっていて、いつも以上に情報が濃い。 わたしはこの号では根津甚八の話を書いた。一九九〇年代半ばごろ、根津甚八はフライフィッシングのエッセイを週刊誌に連載していた。編集後記にもすごく楽しみな一行があった。...

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街道と路

  先週の火曜日から貼るカイロ生活がはじまった。防寒と腰痛予防である。今年の春先に買ったカイロがまだ残っている。 一年経つのが早い。しかし昨年の十二月はけっこう昔のことにおもえる。今年は時間の流れ方が変だった。 火曜日、座・高円寺「本の楽市」(十二月十九日~二十五日)に行く。...

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都丸書店のこと

 土曜日、改装したばかりのコクテイル書房へ。カウンターがすこし移動し、奥のほうが秘密基地(缶詰工場の予定?)みたいになっていた。日曜日、西部古書会館。一九九六年五月〜九七年三・四月の『旅行人』バックナンバー——宮田珠己さんの連載「社員の星(シャイン・オブ・スター★)」の掲載号を買う(『わたしの旅に何をする。』幻冬舎文庫にも収録)  数日前、高円寺の都丸書店閉店の件を知った。...

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寝正月

  年末の掃除中、右手の指に木の破片(極小)が刺さり、抜けなくなった。二日ほどキズパワーパッドを貼っていたら、その破片が浮き出てきて無事除去することができた。些細なことだが、嬉しい。 毎日しょうが入りのけんちん汁かみそ汁を作る。寒いのはつらいが、温かいものはうまい。外から帰ってきて、角のお湯割りを飲むと、からだがふわっとする。よきかな。...

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ソローの話

  昨年十一月にマクシミリアン・ル・ロワ文・彩色、A・ダン絵『自由を求めて「森の生活」ソローの生き方を漫画で読む』(原正人訳、いそっぷ社)が刊行された。『シンプルに暮そう! ソロー「森の生活」を漫画で読む』の姉妹版で『自由を求めて〜』のほうはソローの思想と実践に焦点を当てている。...

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やる気はないが、体力はほしい

  一月八日から二月七日まで東京、神奈川、埼玉、千葉の一都三県で緊急事態宣言。気温と湿度の低い冬のあいだは新型コロナの感染拡大を抑えるのは難しいだろうが、何もしないよりマシか。寒いのでわたしは家にいる時間が長い。本読んで寝てばかり。数日前、腰に違和感をおぼえ、腰痛の三歩手前と察知し、安静を心がけていたら、朝寝昼起から昼寝夜起になり今は夜寝朝起になる。...

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視野の狭さ

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冬の底

  毎年「冬の底」と名づけている時期がある。一月の終わりから二月のはじめのあいだの数日、頭の中にもやがかかったようになり、気力がゼロに近くなる。寝ても寝ても眠く、朝七時ごろ寝て夕方ちょっとだけ起きてまた寝て夜の十時ごろ起きるといったかんじになる。 例年一日か二日かくらいで過ぎ去り、すこしずつ調子が戻ってくる。「また今年も来たか」と諦めるしかない。完全休養日と割り切っている。...

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どう転んだところで

 木曜日夕方神保町。神田伯剌西爾でマンデリン、家に帰って三時間くらい寝て朝まで仕事する。 鮎川信夫の『最後のコラム』(文藝春秋、一九八七年)に古井由吉の『「私」という白道』(トレヴィル)の感想を述べたコラムがある。鮎川信夫が私小説について論じているのだが、深く頷いてしまう内容だった。...

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